今日はグルテンフリーではなく、糖質制限について書いていきたいと思います。
というのも、実はある学会でセミナーを受け、驚愕の事実を知ってしまいました...
ので、簡単にご説明できればと思います!!!
そもそも、糖質制限とは...??
見たまんま、糖質を減らす食生活を送るということです。甘いものを制限するだけではなく、体内で糖質に変わる炭水化物も減らします。
血糖が高い人はもちろん、最近はダイエットや生活習慣病予防のために流行していますね。
でも、糖質=人体のエネルギー。
確かに摂りすぎはよくないと思うけど、摂らないほうがいいってどういうこと...??
糖質制限の理由
AGEsとは?
糖分を摂取すると、糖分は生体内の蛋白と結合します。これは体温で温められてできます。血糖値が高くならなければ、この糖化した蛋白質は正常な蛋白質に戻れますが、血糖値が高くなると、臓器障害性(つまり、毒性)の強い終末糖化産物に変わります。
この終末糖化産物というのがAGEsです。
AGEsが蓄積すると何が悪いの?
AGEsは様々な老化や老年疾患を引き起こします。
簡単にいうと、
etc...(怖いのばっかり...)
本当に色々な病気を引き起こします。なぜこんなことが起こるのかというと、このAGEsが酸化ストレスや炎症反応を引き起こすからです。
痛いわけではありません。くすぶるような弱い炎症反応が起こり続けた結果、細胞を老化させることで老化や病気につながってしまうのです。
この老化が心臓や血管に起きたり、脳や皮膚など様々な部位で起こるために上記のような病気になってしまうのです。
このAGEsの1番怖いところは、一度できてしまったAGEsはなかなか体外に排出されないということです。
例えば、皮膚。皮膚の主成分の蛋白質はみなさんご存知、コラーゲンです。コラーゲンの代謝(壊されて新しいものに変わる)までに15年かかります。
ということは老化した皮膚は15年生まれ変わらないのです。
さらに、軟骨は117年...一生元に戻らないと言っても過言ではありません。
しかも、今糖質制限を始めたからOK!というわけにいきません。AGEsはこのように体内に蓄積されてゆくのです。
そしてこのAGEsという物質はRAGE(receptor for AGEs)というAGEsの受容体に認識されて、さらにAGEsを活性化していくという悪循環に陥ります。
糖質制限だけでは意味がない!?
このAGEsというのは、実は糖化蛋白だけではありません。
私たちが摂取している食事にも含まれています。
どのようなものに含まれるかというと、
蛋白の焦げた、いわゆるコゲ。そして、糖分が焦げた、カラメル。この中間のようなものがAGEsということでした。
このAGEsはいわゆるコゲという茶色い部分に存在しているようです。
AGEsは消化されますが、約7%は体内に残ってしまうようです。
一体、どうすればいいの!?
このAGEsは血糖値が高い時間が長ければ長いほど、産生されてしまうようです。
ですから、
- 血糖値が上がる(甘いもの、主食)の多い食生活を続けない
- 甘いものを食べるときは、間食にするのではなく、ご飯の後に!(ご飯を食べただけでも血糖値は多少上がります。この時に甘いものを食べることで血糖値の高い時間を短くしましょう)
- ストレスをためない(血糖値をあげる作用があります)
今回のセミナーで講義してくださっていた先生は、久留米大学医学部 糖尿病性血管合併症病態・治療学 教授の山岸昌一先生です。
こちらでもっと詳しくAGEsについて、さらには新薬について知ることができます!
早いうちに糖質制限を始めて老化と病気を防ぎたいなと感じましたが毎日甘いものをついつい食べてしまうぐるたんでした...
甘いものは諦められないので、糖質制限のスイーツのレシピも作っていきたいなと思ってます←
皆さんも少し自分の食生活を振り返ってみたらいかがですか??
それでは〜〜〜